亡念のザムド。素晴らしい作品でした。
エウレカやアクエリオンやプラネテスやバッカーノなどなど、数々の名作に並ぶ超名作でした。
何度も感動するシーンがあった。
ヒルケン皇帝との戦いの中、憎しみや悲しみだけでは勝てず、あきゆきが旅の中で培った数々の人として生きるときに遭遇する様々な感情や経験など、それをあたかも丸ごと与えるかのごとく、ヒルケン皇帝に自分の名を与えた愛。それが、ヒルケン皇帝の闇をはらったのでしょう。
しかし、自分の名を忘れることはあの給水塔の上であったのと同じように自分を取り戻せなくなること。まさに、ヒルケン皇帝の虚をそのまま自分としたあきゆきは己を見失い、考えることができなくなり、ヤンゴが泣いた悲しみが伝わりそのまま悲しみにとらわれて石になってしまったかのように見えました。
そして、あきゆきが石化して9年の月日がたったある日・・・
ハルが隣に行くとそこには、元の姿に戻っているあきゆきの姿が。
「愛している」そういったあきゆきには、ずっとハルの声が届いていたのでしょう。
そう、9年の年月、月日の間、ずっとあきゆきを呼び続けた彼女の声が。
久しぶりに超大作を発見で来て感動でした。
大人の見るアニメにふさわしい、感動がぎっしり詰まっている作品です。
是非チェックしてみてくださいね。
亡念のザムド ORIGINAL SOUNDTRACK
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新訳 亡念のザムド〈上〉
新訳 亡念のザムド〈下〉
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